放課後等デイサービスKids Labo123では、時間の許す限り積極的に研修を受講し、所内で伝達研修をするなど療育の向上につなげています。

先日は、「運動療育」や「子どもの体」についての研修を受けたそれぞれのスタッフが、学んだことを伝えました。その中からいくつか紹介します。

「座っていてもすぐに姿勢が崩れる子ども」に対して

・療育に入る前に、その子どもの発達の特性のアセスメントを行う。(MSPAなどの紹介)

・強みを生かす視点をもつ。(〇〇が好き・得意なら、〇〇を療育に利用するなど)

・姿勢にかかわる運動や感覚の機能の状態をつかむ。

(例 柔軟性、伸ばす筋力、曲げる筋力、留める筋力、前庭覚、触覚、位置覚、圧覚、運動覚など)

・留める力(例「四つん這いが長く続けられないなどで判断」)のために体幹を鍛える運動が有効。

・ツイスター遊びの中で ・バランスボールに座ったり、左右に揺らして止めたり(横の腹筋)

・バランスボールでプランクの姿勢をとる など

「落ち着きのなさと体幹の関係」

・落ち着きがないのではなく、体を支えているお尻のスペースの上に自分の体を乗せ続ける力が弱い場合がある。

・そのために、腹筋の横の部分の筋肉や背筋を鍛える必要がある。

「字が枠に入らない子どもに対して」

・手先が器用かどうか?枠に入れようとしているのにできない場合、空間的協調性の弱さが考えられる。

・空間的協調性の見極め方の例…相手の指先と自分の指先を合わせられるか。

・協調性の問題であれば、協調的運動や協調性を高める練習をするのが有効。

・例…針に糸を通す練習(最初は大きな穴に。徐々に穴を小さくしていく)

体と運動の問題では、特にアセスメントを正しく行い、きちんとした法則にのっとって療育を行うことが改善への近道であることがよくわかりました。

Kids Labo123でも、子どものアセスメントと観察を大事にして、毎日の運動プログラムを立てています。

なお、もう1つの研修については、またの機会に報告します。

ところで、写真は何かわかりますか?

ヤマモモの実です。

外回りをしていて上町筋の街路樹で見つけました。

懐かしい味でした。(子どものころ、よく木登りしてとって食べていたのを思い出しました。)

大阪の街中心部にも自然や季節を感じさせるものがあるのです。