こんにちは。運動療育型放課後等デイサービスKids Labo123の中村です。

6月23日に「子どもの体と運動」について、研修で学んだことを書きましたが、今日はその続きです。

前回とは別の研修に参加したスタッフが所内伝達研修をした内容から、いくつか紹介します。

・0歳の頃の「まなざす力」が対人意識を育む。(まずは母親と親しくなりたい。それが人への意識につながる)

・乳児は自分で移動したり取ったりすることができないからこそ、「見る」行動を発達させる。

・エリクソンの発達課題から 0~2歳…体の主人公になる 3~幼児期…心の主人公になる(人の目を意識、恥ずかしいという心)

・手先が不器用(手の支持・把持機能の未発達、手元に注意がいかないなど)には、体の主人公の経験が不足していることが関係している場合がある。→その経験を補う運動(療育)が必要。

・五感のどれかが弱かったり強かったりして感覚・運動のバランスを崩すことで、集中力や自信が減ることがある。

・子どものパーソナルスペースを守ろうとする行動を理解すること。

・パーソナルスペースに入れてもらうために、乳児期にスキンシップとアイコンタクトを繰り返す遊びを入れる。

・拒否行動は、過去のいやな思い出をずっと記憶していることから起きることがある。

・脳は働きすぎてもいけない。途中で休む(脳を眠らせる)状態を自分でつくる。

・体と心が喜ぶ生活習慣を(例 朝日を浴びる、空気を入れ替える、朝イチの水分補給など)

・子どもへの足裏マッサージなどもよい。

・指先で形を識別する感覚を鍛えると、大脳皮質への刺激になる。(例 やわらかボール)

・脳をやる気にさせるために、毎日必ず一つ、達成感を味わえる目標を設定するとよい。(できた経験がやる気の「ドーパミン」分泌へ)

羅列になってしまいましたが、乳幼児期からの感覚と運動発達について学ぶことの大切さを改めて感じました。

これまで以上に一人一人の育ちや目の前の状況をしっかりと把握して、療育にあたりたいと思います。